令和7年1月26日 「後藤流按腹術」講師:露木美那先生

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神奈川県指圧師会 定例研究会 令和7年1月26日
「後藤流按腹術」露木美那先生

日時:令和7年1月26日(日)午後1時〜5時
場所:高津市民館(溝の口)
   川崎市高津区溝口1-4-1 ノクティ2 11階

※ 要申し込み
講義資料の印刷がありますので、参加人数の把握が必要です。

参加される方はお申し込みをお願いいたします。

神奈川県指圧師会 定例研究会 令和7年1月26日 「後藤流按腹術」 | Peatix
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参加費

  • 神奈川県指圧師会会員 無料
  • 当日入会 年会費6,000円
    → 毎月の会報誌が郵送される他、研究会アーカイブページなどの会員限定コンテンツが利用できます。
  • 非会員スポット参加 500円
    → 学生さんや鍼灸の方など、広く歓迎です。
    → 会員枠を大切にしたいため、スポット参加枠は制限が入る場合があります。

「後藤流按腹術」

来月の神奈川県指圧師会研究会では、特別講師として露木美那先生をお招きし、伝統ある「後藤流按腹術」の講義を開催いたします。後藤流按腹術は、江戸期に発展したとされる日本伝統の按腹手法を受け継ぎ、内臓機能の調和や気血水の巡りを整えることで、身体全体の健康促進を図る施術法です。近年、身体内部のバランスを整える手技として再評価が進んでおり、その独特な理論と技術は、現代人特有の生活習慣からくる不調にも応用可能な点が注目されています。

後藤流按腹術のルーツと特徴

後藤流按腹術は、江戸期に活躍した按腹師たちが培った日本独自の伝統的手技療法をルーツとしています。その基本思想は、腹部を「身体の中心」と捉え、内臓(特に消化器系)の機能を正すことで全身の健康を回復・維持することにありました。現代的な視点から見ると、按腹は単に「お腹を押す」行為ではなく、腹部を通して自律神経や内分泌系の働きを整える、内臓反射点へのアプローチでもあります。また、後藤流は、触診や受け手の反応を丁寧に観察することで、個々人の状態に合わせて圧の強弱や方向を微調整し、より的確な施術効果を引き出すことを重視します。

後藤流按腹術は、腹部を基点とした東洋的な身体観を色濃く反映しており、内臓機能や経絡的バランスに焦点を当てています。浪越式が「筋肉・骨格・神経」を軸とした全身調整の概念を持つのに対し、後藤流は「内臓・気血水・経絡」を手がかりとして、身体を整える点が大きな特徴です。

本講座への参加のおすすめ

今回の研究会では、神奈川衛生学園の実技講師であり、後藤流按腹術の真髄を知る露木美那先生が直接指導くださいます。実演を交えた講義を通して、腹部を介して全身を整える技術と理論を深く学ぶまたとない機会となるでしょう。

今回の研究会の目的は後藤流按腹術の魅力に触れることにより、参加者の皆様それぞれの施術法に新たな視点と可能性をもたらすことにあります。臨床の幅を広げる一助として、そして施術家としての新たなインスピレーションを得る場として、ぜひ本研究会を有効に活用していただければ幸いです。

露木美那先生から

腸脳相関という言葉が最近、知られています。

腸と脳は繋がっていて、ホルモンや神経伝達物質など自律神経で互いに関係し合うというものです。

デスクワークなどで脳の疲労があり、体は固まりやすい現代はおなかの不調を訴える方が多いように感じます。

そんな時におなかを刺激するとリラックスしやすく、便秘や胃もたれ、不眠など、様々な症状の軽減、ないしは消失が期待できます。

指圧でも腹部を施術されていると思いますが、今回私が話していく『後藤流按腹術』では指圧より浅い皮下組織を中心にアプローチをしていきます。

それでもクルクルとおなかが音を奏で始めることは沢山あります。

按摩とマッサージが組み合わさり、100年以上受け継がれている後藤流按腹術。

ぜひ一度受けていただき、共に手を動かしてまいりましょう。

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