神奈川県指圧師会 4月定例研究会
鈴木林三流再考
■ 開催概要
日時: 2026年4月26日(日) 13:00〜17:00(開場 12:45)
(16時〜16時45分 神奈川県指圧師会総会)
会場: 紡指圧(相模大野)
住所:神奈川県相模原市南区相模大野5-27-39 和田ビル2階
アクセス:小田急線「相模大野駅」より徒歩圏7分
この日は神奈川県指圧師会総会も行われます。令和7年度の活動報告と令和8年活動計画が報告されます。
参加費:
神奈川県指圧師会会員 無料
当日入会 年会費 6,000円
非会員スポット参加 500円
持ち物:
動きやすい服装(実技があります)
手ぬぐい・タオル、筆記用具
お申し込みが必要です
鈴木林三流 再考|神奈川県指圧師会 4月定例研究会 | Peatix
■ 講師プロフィール
黒澤 一弘(くろさわ かずひろ)
【経歴】
日本指圧専門学校卒業後、東京医療専門学校 教員養成科にて教員資格を取得。日本指圧専門学校にて、9年間専任教員を勤めた。2019年に独立。相模大野に紡指圧を開業。現在、指圧業の傍ら、東京都立大学 解剖学実習非常勤講師、東京呉竹医療専門学校 解剖学非常勤講師を務める。
鈴木林三先生の追憶
黒澤は指圧学校の在学中より林三先生の私塾門下生となり技術を学んで来ました。
その後、日本指圧専門学校の専任教員だったころ、鈴木林三先生の指圧授業に自ら志願し、学生への指導を間近で見学をしていました。
林三先生は、一人一人の学生のおす指の上にそっと触れるだけで、どれくらい圧が入っているのか先生はわかるようでした。
そして、スタンスの足の位置、体幹の角度、視線を一人一人修正し、圧の入り具合の違いを実感させる。
徹底的にその指導法の繰り返しでした。
私は林三先生が一人一人の指導を行う様子をつぶさに観察し、指導を予測し、自分自身の頭の中にリトル林三先生のイメージを構築していきました。
体重を載せる?載せない?
一般的に指圧は「体重でおすのが良い」と言われることが多いです。
私自身の考えてとしては、体重(自重)を上手く使うことは良いことであるが、
「むやみやたらに体重を載せる=のしかかる=圧のコントロールを失う」
のは避けるべきであると私は考えます。
私は在学中に2つの流派の勉強会に参加しておりました。
一つは「林三先生の私塾」。
もうひとつは、「体重をかけない指圧法の流派」。
体重をかけない指圧法の流派の人たち(の一部)がずいぶんと林三先生のことを批判っぽく「林三先生は体重で載ってる」と言っていたのを覚えています。
私は林三先生のことが好きでしたので、その批判を耳にするのがいささか苦痛でした。
林三先生の指圧の教授段階には少なくとも3つのステップが有りました。
① 軸、スタンス、目線を整えて余分な力を使わなくても圧がきれいに入ることを体験するステップ
→ この時、押し手(学習者)は受け手に体重をやや載せています
この第1ステップにて、余分な力を使わなくても、姿勢が整っていれば圧は深く入るということを体験します
② 股関節軽度屈曲位から始めて、膝関節90°・股関節ニュートラルの位置まで腰の動きで圧を入れるステップ
→ この段階では、足腰からの動力を指に伝えて圧にします。これは自支を保ちつつ圧をかける段階です。この段階では体幹の重さは上手く圧へと転換させていますが、「のし掛かって」はいません。
③ 基本動作をしっかり会得してから、流動圧法など実践にそくした指圧法へと昇華させていく段階。
体重をかけない指圧法の流派の人たち(の一部)は、林三先生の教授段階のファーストステップだけを見て判断していたのだと思います。
ここで、こんなことを思い出して文章にしているのは、その方々の林三先生への批判をよく分析することで、とても深い洞察ができたということです。「体重をかけない指圧法の流派」の教えも素晴らしいものでした。そのどちらの教えも今の私に深く活かされています。
定例研究会の流れ
鈴木林三先生の教授法のステップを疑似体験します
⓪ 指づくり・スクワット法
① 軸・スタンス・目線を整えて少し体重を載せる指圧
② 股関節軽度屈曲位から始めて、膝関節90°・股関節ニュートラルの位置まで腰の動きで圧を入れるステップ
当日は神奈川県指圧師会 総会も行ないます。
16時〜16時45分
ですので、通常の定例研究会に比べて実技講習の時間がやや短くなります。
鈴木林三先生の深遠な教えのほんの極一部しか再現できませんが、がんばります。
林三先生は「頭で考えるな、体で覚えろ、指で感じろ」とよくおっしゃっていました。
私は頭で考えるのが結構好きなほうです。
林三先生の教えを「理解・分解・再構築」して、林三先生から直接指導を受けたことが無い方々にも、何か大切な役立つヒントをお伝えできたらと願っています。

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