神奈川県指圧師会 10月25日 野外研修会 報告「よく学び、よく遊べ」― 秋の相模原公園

日時:令和8年10月25日(日) 会場:神奈川県立相模原公園(相模原市南区)

毎年恒例の神奈川県指圧師会の野外研修会が、今年は10月25日(日)、県立相模原公園で行われました。今回の野外研修会は、日頃、仕事で患者さんと向き合うことが多い私たち指圧師にとって、自然と親しむことで、自分たちの心身に一服の栄養剤を与えてくれる時間となりました。ちょうど当日は10時から15時までオータムフラワーフェスティバルが開催されていて、グッドタイミングな日帰り旅行となりました。

今回は男性の参加者がゼロ。珍しく、女子会のお喋り旅行と相成りました。天気予報では台風の影響もあって午後から雨の予報でしたが、皆様晴れ女ばかり(笑)。終始、ほとんど雨の影響を受けずに楽しむことができました。

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高さ20m! 高所作業車に搭乗

最初に、正面入り口で高所作業車の搭乗体験イベントが行われていたので、早速皆様で体験しました。高所恐怖症の参加者2名も恐る恐るの挑戦です。ヘルメットと命綱を身に着け、さあ搭乗! クレーンのような高所作業車で、20m近くまでグングン上がって行きます。上がるにつれて空気がひんやりとし、風も徐々に吹いてきました。頂上からは相模原公園を一望でき、遠くの大山山系も眺められて格別です。

私はすっかり高所恐怖症であることを忘れて、良い気分転換となりました。人間、悩み事が多い時ほど、高いところから景色を眺めると良い。自分の悩みがちっぽけに思え、「また頑張ろう!」という気持ちになる。それを実感できました。

ヘルメットと命綱を着けて、いざ高所作業車へ
ヘルメットと命綱を着けて、いざ高所作業車へ

お囃子と獅子舞で笑顔に

次に、隣のイベントスペースでは、お囃子の演奏に誘われて、獅子舞とおかめ・ひょっとこの踊りを堪能しました。おかめとひょっとこが夫婦で座位指圧をする場面もあり、心が和みました。高所体験をしたばかりの緊張も、快笑で解消です(笑)。

「3033運動」の体力測定で石井先生がトップ!

公園内はとてつもなく広いので、地図を眺めながら移動しました。途中、「3033運動」の体力測定ブースを発見。ここで握力と垂直跳びを測定したところ、どちらも石井先生がトップの成績で、感動しました。姿勢を測定してくれる「ケアピッと」も体験し、こちらのスコアも石井先生がトップでした。石井先生は日頃、歩行訓練のみならず自転車にも乗られるそうで、それも体力維持の秘訣かもしれませんね。石井先生を見習いたいと思います。私は日頃の運動不足を反省して、セラバンドをお土産に頂きました。

おかめとひょっとこの「座位指圧」
おかめとひょっとこの「座位指圧」
「3033運動」の体力測定ブース
「3033運動」の体力測定ブース

花に囲まれてお弁当、噴水の園内を散策

そろそろお腹も空いてきたので、公園内のスタンプラリーを紹介している休憩所で、各自用意してきたお弁当を頂きました。色とりどりの花々に囲まれながら頂くお弁当は最高です。心身ともに、すっかりガソリン満タンとなりました。

ランチ後は、生命の泉が湧くかのように、たくさんの噴水が上がる園内を散策しました。マリーゴールドやコスモスが咲き乱れ、私たちの目を和ませてくれます。

噴水と並木を背に記念撮影
噴水と並木を背に記念撮影

90分の「スペイン」― フラメンコと詩の朗読

そこへ園内放送が入り、13時からフラメンコを鑑賞できるとの案内。これは必見!とばかりに、「サカタのタネ グリーンハウス」へ足早に直行しました。ホールの玄関先では、フラメンコの艶やかな衣装を着た女性が中へ案内してくれました。30分くらいの短いフラメンコの発表会かな?と思っていたら、プログラムは何と90分にも及ぶ、内容盛りだくさんのものでした。

器楽演奏は60代~70代の男性ばかり。もともと各自で器楽演奏を趣味として楽しんでいる方々が、この発表会のために即興バンドで集まって演奏してくださったのだそうです。即興バンドとは思えない素晴らしい息の合いようで、私は「ウナモール」「コーヒールンバ」「ボラーレ」が大変気に入りました。

フラメンコは2名の女性が披露。一人はフラメンコシューズを履いて、一人は裸足での演舞です。フラメンコ特有のしなやかな動きの中に情熱的なタップダンスも入り、観客もいつの間にか引き込まれて、まるでスペインの舞踊酒場で観ているような錯覚を起こします。手拍子で応援しながら、本当に夢のような時間を過ごすことができ、出演者の皆様に感謝しました。

朗読された詩の中では、フェデリコ・ガルシア・ロルカの「舞い(ペテネーラのくだもの畑で)」(訳:小海永二)が心に残りました。夜のくだもの畑で踊るジプシー娘たちの姿が目に浮かぶ一編です。

帽子を手に舞う2人の踊り手と、即興バンドの皆さん
帽子を手に舞う2人の踊り手と、即興バンドの皆さん

当日のプログラム みんなで楽しもう「スペイン」―フラメンコ、詩の朗読―

  • 1. フラメンコ(踊り、ギター、フルート、キーボード):ガロティン(スペイン民謡)/タンゴ(スペイン民謡)
  • 2. 詩の朗読(朗読+BGM):フェデリコ・ガルシア・ロルカの詩/BGM:アランフェス協奏曲 第2楽章 抜粋(ホアキン・ロドリーゴ)
  • ― 休憩 ―
  • 3. 器楽演奏(キーボード、フルート、ギター):ウナモール(ジプシー・キングス)/即興のルンバ(パコ・デ・ルシア)/コーヒールンバ(ホセ・マンソ・ペローニ)/ボラーレ(ドメニコ・モドゥーニョ)
  • 4. フラメンコ(踊り、ギター、フルート、キーボード):アレグリアス(スペイン民謡)/セビジャーナス(ファン・シア・サラス)

温室で南国へ ― 世界旅行気分

スペインの異国情緒をたっぷり鑑賞した後は、そのまま温室へ入場しました。温室内にはたくさんの希少種の蘭、亜熱帯植物園さながらにバナナやマンゴーなどの果樹、温室の天井に届かんばかりに大きく成長した樹木に目を見張りました。途中には人工滝も現れ、ひとときの涼を楽しみました。二階に上がって眺める園内の景色も、ハイビスカスやブーゲンビリアに囲まれて、良い目のご馳走となりました。まるでスペインから南国の島へ渡って、世界旅行をしたかのような気分です。

温室の人工滝の前で
温室の人工滝の前で
南国ムードの温室にて
南国ムードの温室にて

お土産に、私はパンジーとビオラの苗を一つずつ、そして小松菜の種を頂いて持ち帰りました。今は自宅で大切に育てています。春菊の苗も購入したので、これから薬膳料理の食材に使えるように育ててみるのが楽しみです。

コウモリが羽を広げたような珍しい花
コウモリが羽を広げたような珍しい花
たわわに実ったパパイヤ
たわわに実ったパパイヤ

展望塔から神奈川の山並みを一望

最後は、隣接する相模原麻溝公園の展望塔「グリーンタワー相模原」へ。エレベーターで地上38mの展望室まで昇りました。展望室からは相模原市内を一望でき、遠くは大山山系、箱根方面の山々まで見渡せて、しっかりと山登りをした気分を味わえました。改めて、神奈川県の自然の豊かさに感謝しました。

高い所から見渡した公園の緑と秋空
高い所から見渡した公園の緑と秋空

見て善し、食べて善し、話して善し

帰りは相模大野駅までの直行バスで帰りました。相模大野駅に到着後、再び女子会の夕食を兼ねたお喋りに火がついて、気が付いたら閉店の21時までお喋りに夢中になっていました。見て善し、食べて善し、話して善しの「三方善し」の、素晴らしい野外研修会となりました。このような企画、計画を立ててくださった野田先生と斎藤先生、黒澤先生に、心より深く感謝申し上げます。

来年は「GREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会)」が横浜・上瀬谷で開催されます。こちらのイベントも今から楽しみです。

(文責:中盛 祐貴子)

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